女性のお悩みに事の中でもベスト3には入る「生理痛」。
痛みの度合いは人それぞれで、軽い人もいれば重い人もいますが、女性の多くが感じているのは生理痛に対して「痛い」「つらい」という悩みがあるということですよね。
その「痛い」や「つらい」を軽減できる方法は色々とありますが、この記事では自然の成分である「ハーブティー」によって生理痛に効果が期待できるものを紹介していきます。
生理痛で悩んでるけど、お薬に頼るのはちょっと・・
ハーブティーの中には生理痛のお悩みによいハーブもありますよ。
ハーブティーで生理痛の悩みが解決するんですか?
ハーブは天然成分が豊富でヨーロッパなどではちょっとした体の不調にハーブを使ったりすることもあるんですよ。
生理痛と考えられているもの
1.身体の冷え
2.精神的、肉体的なストレス
3.女性ホルモンの分泌量の差
細かく述べると他にもありますが、おおまかな原因としてはこのようなことが関係していると言われています。
特に「身体の冷え」は生理痛を悪化させる大きな原因の一つです。冬は当然のことながら夏もエアコンの効いた室内の温度によって身体を冷やす機会が多いので要注意ですよね。
生理のトラブル・悩みを解決するポイント
放っておいても毎月必ず(ほぼ)来る生理と上手に付き合うためには、自分自身の心と身体のバランスを整えることが重要です。
気をつけるべきポイントとしては
・身体を冷やさないようにして出来るだけ温めるようにする
・バランスの良い食事を摂ることを心がける
・ストレスを溜め込まないようにして、自分がリラックスできる時間をつくる
・自分自身の身体のリズムを知っておく
といったものがあります。
ハーブティーを飲む事によって、薬草(ハーブ)の成分による効能だけでなく、身体を温めながらリラックスを促す効果もあるので、先程述べた生理のトラブル・悩みを解決するポイントをしっかりと満たして、生理痛の辛さを軽減することができるのです。
体の冷えからくる生理痛にはどんなハーブがおすすめ?
ジンジャー
ジンジャーは血流の流れを促すので、血流が全身に行き渡る事で体を温めるサポートをしてくれ、体の冷えの改善を促してくれます。ジンジャーはピリッとした刺激がある味ではちみつや他のハーブティーとブレンドするとより美味しく飲めます。
カモミール・ジャーマン
カモミール・ジャーマン緑の万能薬というニックネームを持ち発汗や体の痛みなどに役立つ栄養を持っています。
体を温め、生理痛の緩和や気持ちをリラックスさせてくれます。クセも無く飲みやすく、他のハーブともブレンドしても美味しいですよ♪
身体を温めることをサポートしてくれるハーブティーもあるんですね!
症状に適したハーブティーを飲むことで身体の中からじっくり温まるのでオススメですよ♪
ホルモンバランスの乱れなどにはどんなハーブがおすすめ?
レディースマントル
レディースマントルは古くから婦人科系の疾患に使われてきたと言われるハーブで、生理痛や生理の周期の乱れを整えるサポートに優れたハーブです。生理のお悩み以外にも出産時の陣痛を促したり、更年期の辛い症状などと幅広く使える感じです。味はほとんど無いので、他のハーブとブレンドすることで飲みやすくなります。
チェストベリー
チェストベリーはホルモンバランスを整えるサポートをしてくれ、昔は生理不順や生理痛、月経過多などに使われてきたと言われています。PMSによる感情の乱れなどにも有用と言われています。ただし、注意点として、ピルを服用中、妊娠中、子供への使用は避けるといった点があるハーブなので、注意点に当てはある方には飲用をおすすめしていないハーブです。味わい自体は苦味質という成分を持つ為、苦味があるハーブです。
他にもサプリメントで販売されているイブニングプリムローズや精油のクラリセージ、ラベンダー、ゼラニウムなどもあります。
ハーブの中には女性ホルモンに似た構造の成分を持つハーブがあるので、
ホルモンバランスの乱れからくる生理痛の緩和のサポートに役立ってくれます。
下腹部痛や腰痛などの生理痛にはどんなハーブがおすすめ?
ラズベリーリーフ
ラズベリーリーフは「安産のお茶」として出産が間近な方が飲むといったイメージが強いハーブですが、子宮周りの筋肉の収縮を和らげるサポートをしてくれるので、生理時の下腹部痛などを和らげるサポートをしてくれる様なハーブです。他にもPMSのお悩みにも使えそうですね。味はクセが無く飲みやすく、ラズベリーリーフのみでも飲めるし、他のハーブともブレンドしても美味しいです。
パッションフラワー
パッションフラワーは不安や緊張、イライラを和らげ、気持ちをリラックスさせるのに優れたハーブですが、痛みを和らげるサポートにも使えるため、生理のときの痛みや痛みからくる憂鬱な気分を和らげてくれるでしょう。クセが無いため、パッションフラワーのみでも飲めますが、生理時のサポートに優れたハーブとブレンドして飲むと、ハーブの相乗効果が期待出来るでしょう。
カモミール・ジャーマン
ラズベリーリーフ、パッションフラワーやカモミール・ジャーマンなどがおすすめです。
ラズベリーリーフは子宮周りの筋肉の緊張を和らげ、パッションフラワーは痛みからくる気分の落ち込みがある時に他のハーブティーとブレンドして飲むと良いですし、痛みからくる緊張にはリンデンフラワーといったハーブを使ってみてもいいですね。
生理の時はビタミンCも失われやすい
身体的や精神的なストレスはビタミンCを消費するとも言われているので、生理の期間にはビタミンCも失われやすいと考えられています。補給目的にビタミンCの爆弾というニックネームを持つローズヒップもブレンドに入れてみるのもいいですね。
ハーブティーの飲み方
ハーブティーの飲み方はシングルハーブ(ハーブの茶葉を1種類)でもいいですし、上記で挙げたハーブをブレンドして飲むのもおすすめです。
自分でブレンドするのに自信がない場合は、ハーブティーのブレンドを取り扱っている専門店で購入するのもおすすめです。
生理痛の時のハーブティーを飲む頻度
カフェインの少ないハーブを使ったハーブティーであれば一日に何杯でも飲んで大丈夫です。
通常のお茶を飲む感覚で水分補給も兼ねて沢山飲んでも構いません。
ハーブティーの淹れ方
ポット・カップは、陶器かガラス製のものを選びます。金属製のものは抽出した際、成分が変化する場合があるので避けた方がよいです。茶漉しは目の細かいものを選びます。
- ポット&カップを温める
- ポットに茶葉を入れる
ティーカップ1杯(150cc)に対して、ティースプーン1杯(2~3g)ぐらい
(花なら0.1g、種なら3gぐらいです) - 湯を注ぐ
沸騰から一呼吸おいたお湯(95℃前後)をお湯がいきわたるように、のの字を描くように注ぐ - 蒸らす
花・葉・茎は3分、実・種・根・皮は5分 - カップに注ぐ
ハーブティーを飲むときは、カップを鼻の下へもっていき、立ち昇る香りをゆっくり吸った後、口に含みます。香りにもたくさんの成分が含まれています。
ハーブティー以外に生理中におすすめの食べ物や飲み物
ココア
ココアはポリフェノールが多く含まれています。ポリフェノールは血管を拡張させ体の冷えを改善するサポートをしてくれるので、温めたココアは身体を温めるのには適した飲料になります。栄養面で見ると鉄分を多く含んでるため、生理によって失われた鉄分の補給や貧血予防にも効果が期待できる飲み物です。あの甘い香りもリラックス出来そうですよね♪
おすすめの飲み方は豆乳で割るとイソフラボンも摂取できます。また、甘みが欲しい時は 精製された白砂糖ではなく、てんさい糖やオリゴ糖がおすすめです。
ホット豆乳
豆乳はイソフラボンという成分を持ち、イソフラボンは女性ホルモンに似た構造を持つため、ホルモンバランスの乱れや個人差はありますが生理痛の軽減やPMSなどの辛い症状の緩和のサポートにも期待できそうですね。体を冷やさない為にも豆乳を温めて飲む事をおすすめします。
生姜入りの鍋
生姜にはジンゲロールという成分が含まれていて、生姜を加熱することでジンゲロールがショウガオールという成分に変化し、体を温める効果が高まると言われています。生姜で体を温める事で生理痛の軽減が期待できるのと、鍋にすることで沢山の栄養を体に取り入れる事が出来たりと一石二鳥の嬉しい効果があります。
レバニラ
レバニラ?と思われるかも知れませんが、レバーは鉄分を多く含み、ニラはビタミンCが含まれていて、鉄分の吸収をビタミンCが助けてくれるため、生理の時のおかずにはピッタリのおかずだったりします。レバーの生臭さが気になる場合は調理前のレバーを牛乳に浸す事で生臭さが軽減されたり、調味料を工夫するといいかもしれないですね。
生理中に控えたほうがいい食べ物や飲み物
生理中に食べたほうが良い食品があるように、その逆の生理中に摂取を控えたほうがよいものもあります。
身体を冷やすもの
身体が冷えて血行が悪くなると子宮内の筋肉が固くなってしまい、子宮内膜を身体の外に排出する機能が低下する恐れがあります。冷たい飲み物やアイスなどは身体を冷やしてしまいますので、極力避けるようにしましょう。
カフェイン
カフェインには身体を冷やしたり血管収縮を引き起こす作用があります。普段からコーヒーや紅茶を好んで飲む方は生理の間はカフェインレスのものに切り替えたりすることをおすすめします。
インスタント食品
添加物を多く含むインスタント食品ばかりを食べていると、体に必要な栄養素が不足しがちになります。特に鉄分が不足すると貧血を引き起こすことに繋がりますのでバランスの良い食事を心がけていきましょう。
糖分の多い食べ物
お菓子やケーキアイスクリームなどの糖分を多く含むものを摂取すると、血糖値が急に上昇・下降するので、食欲が増加したり、精神的にもイライラを引き起こすことになるので、食べる量を控えるようにしましょう。
まとめ
生理痛は多くの女性がその辛さによって憂鬱になる症状の一つです。定期的に来るものだからこそ、自分の生理周期の体調や体質を知りながら、摂取する食べ物や飲み物を意識することで人によっては大きく改善することができます。
ハーブは自然本来の薬草の力によっての作用が穏やかでゆっくりと体とココロのバランスを整えるといったイメージです。
お薬の様な即効性や効果は期待できませんが、体とココロのバランスを整える事で健康維持のサポートにも役立ち、色んな栄養がハーブにもあるので、生理と上手く付き合う手段の一つとしてハーブティーをタンスで飲んで見るといいかもしれませんね。
生理痛のタイプによってハーブティーを変えると違う味も楽しめそう♪
ハーブティーを選択肢に入れていくのも、定期的に来る生理痛と上手に付き合っていくポイントね♪